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  • レシピ
  • 2021.10.1

さばの味噌煮

さばの味噌煮

料理家 山脇りこさんの、気軽にかんたん ヘルシーレシピ

山脇りこさん:
脂がのっておいしい秋さばの季節。定番の味噌煮を、手軽に、おいしく作りましょう。コツを覚えれば、尻込みすることなく、ちゃちゃっとできちゃいます。

ポイントは、3つ。
◆独特の臭みをとるべく下処理をする。
◆さばのうまみを活かして味付けはシンプルに
◆長く煮ないでふっくら柔らかく。

特に臭みが苦手と言う声をよく聞きます。原因は血と脂。今回は、塩をふって汗をかかせて、酢水でさっとレンチンして上手に臭みをとります。この方法なら、洗い物も少なく失敗もないのでおすすめです。

こっくり甘めがおいしい、さばの味噌煮。下処理をしたら、酒、味噌、ナチュレSの調味料3つだけで、フライパンでささっと煮るだけ。ふっくら美味しく仕上がります。

材料(2人分)

さば 1尾分(2枚におろしたもの、まさばでも、ごまさばでもOK)
しょうが 1かけ(多め、15g)

★下処理用
塩 小さじ1 
酢 大さじ1

★調味
*酒 大さじ2
*味噌 大さじ2
*ナチュレS 大さじ1
*水 大さじ2

作り方

【1】
さばは、1枚を2等分して(4切れに)、皮目に切り目を入れる。

【2】
 両面に塩をふりかけ、5分ほどおいて、キッチンペーパーで出てきた水分をふきとる。

【3】
すこし深さのある耐熱皿(またはボウル)に2を重ねずに皮を上に並べて、酢をふりかけ、さばがかぶるまで水をいれる。
ふわっとラップをかけ、600wの電子レンジで、1分半加熱し、熱いうちに水気をしっかり切り、キッチンペーパーでふきとる。

【4】
 しょうがは薄切りにする。フライパンに*を入れてざっくり混ぜる。
3を重ならないように皮を上に並べ、しょうがも入れ、クッキングシートやキッチンペーパーでおとしぶたをして中火にかける。

【5】
ぐつぐつと沸いてきたら、少し火を弱め、1,2分したらそっと返して、紙蓋をせずに、さらに2,3分煮る。さばに火が入ればよい。皮がはがれないように気を付けて器に盛る。
※三つ葉や青じそを添えると鮮やかに。写真は三つ葉を小口に切ってトッピングしています。
※今回は麦味噌を使いましたが、お家でいつも使っている味噌で大丈夫です。

栄養成分(1人分)

※まさばの場合
・エネルギー:483kcal (砂糖使用時よりも、47kcalオフ)
・たんぱく質:43.0g
・脂質:34.4g
・炭水化物
  ―糖質:10.5g (砂糖使用時よりも、10.1gオフ)
  ―食物繊維:3.8g (ナチュレSを使用することで、2.5gプラス)
・塩分:5.8g

料理家 山脇りこ

旬の食材を大切に、忙しい人にも作りやすく、モダンなエッセンスも加えた家庭料理を伝えている。朝日新聞での連載や、「あさイチ」などのテレビ、ラジオ、WEB、雑誌でも活躍中。『毎日食べたいかんたん3×3レシピ』『明日から、料理上手』『いとしの自家製』など、著書多数。
台湾愛が高じて台湾のガイド本『食べて、笑って、歩いて好きになる大人のごほうび台湾』を上梓、『台湾オニギリ』や『台湾スープ』の著書もある。
代官山で料理教室「リコズキッチン」を主宰。