のどの痛みが起こる原因のほとんどは、のどの炎症によるものです。
のどの粘膜に細菌やウィルスなどの病原体が侵入すると、私たちのからだは「炎症」という反応を起こします。白血球や血漿などの防御因子を集め、血流を増加させることで、病原体の増殖を抑えたり、全身へ拡がるのを防ぐ働きをします。これらの一連の反応の結果、腫れや発熱、赤み、痛み、といった症状が起こるのです。
のどの腫れや痛みは、私たちのからだが細菌やウィルスと戦っている証拠なんですね。

 
 

のどの炎症の原因としてまず挙げられるのは細菌やウィルスの存在です。
のどは常に外気にさらされ、細菌やウィルスにとって格好の侵入経路。これに対抗するために、のどには扁桃と呼ばれる防御器官が備わっており、これらの侵入や増殖を防いでいるのです。
のどvs病原体の戦いが激しさを増すことで起こる咽頭や扁桃の炎症(咽頭炎、扁桃炎)がのどの炎症の大多数を占めます。この場合はのどの痛みなどに加え、熱や寒気などの症状が伴います。また、大声や無理な声を出したり、タバコやアルコールの摂取も、のどの炎症の原因となります。この場合はのどの奥にある声帯が炎症を起こし、声がれを伴うのが特徴です。
マスクやうがい、のど飴などで細菌やウィルス(攻撃側)からのどを守ることに加え、十分な睡眠やバランスの良い食事など、からだ(防御側)を健康に保つことで、のどでの戦いを有利に進めましょう。