日本や中国の各地で広く園芸用としても栽培されるキキョウ科の多年草で、夏から秋にかけて紫色又は白色の釣鐘状の美しい花をつけます。
薬用部分は根で、その有効成分としてキキョウサポニンを含み、種々の漢方製剤に使用されています。たんを切り、せきを鎮め、のどの痛みや炎症を抑える効果があります。

主として南米のブラジルに産するアカネ科の草本性の小低木で、高さは約30~60cmになり、木質の走茎を出して成長します。
薬用部分は数珠状の根の部分で、その有効成分としてはエメチンなどのアルカロイドが含まれ、気道粘液分泌を促進してたんを切りやすくします。また、中枢神経に働くことでせきを鎮める効果もあります。

中国、内蒙古などに産するマオウ科の草本性の常緑低木で、トクサに似た緑色の茎を高さ約30cm位に出し、初夏に黄色の小花をつけます。
薬用部分は地上茎で、その有効成分としては気管支拡張作用のあるエフェドリンなどのアルカロイドが含まれ、せきを鎮める効果があります。

一般の食用人参とは別種のもので、オタネニンジンや高麗人参とも呼ばれ、中国東北部及び朝鮮の原産で、各地で栽培されるウコギ科の多年草です。春に高さ60cm位の茎を1本出し3 ~4 枚の葉を輪生し、初夏に白色の小花をつけます。
薬用部分は細根を除いた根またはこれを軽く湯通ししたもので、その有効成分としてはジンセノサイドとよばれるサポニンなどが含まれ、去たん作用があり、古来より中国や朝鮮半島、日本で使用されています。

一般にはクズと呼ばれ、広く山野に自生するつる性のマメ科の多年草で、根は非常に長く大きくなります。初秋に紫紅色の花を開き、さや状の偏平な果実をつけます。
薬用部分は根で、多量のデンプンを含み、発汗、解熱作用があり、漢方薬として代表的なかぜ薬である「葛根湯」の主要成分です。また抗炎症作用より、のどの痛みを緩和します。